子どもが生まれる前の理想像と今の理想像
子どもが生まれる前は、
「自分の頭で考えられる子ども」
に育てることが一番大事だと思っていました。
子どもを持った今でも、自分の頭で考えることのできる子どもになって欲しいという考えは変わっていませんが、今、一番大切にしたいのは何かと聞かれると、迷わず、
「今を思い切り楽しめる子ども」
に育てることです。
今を楽しむ子供は世界一幸せ
科学誌サイエンスの研究によると、気持ちが「今」からそれている人ほど幸福感に乏しい
ということが明らかになりました。詳しくはこちらの記事に。
つまり、「今に集中できる人が最も幸せ」ということです。もちろん子供も同じ。
でも、子供に今に集中させるにはどうするの?
というと、それはとっても簡単。
子どもは本来、瞬間瞬間に生きる傾向がありますから、ただ、「今にいる」という自然な性質を損なわずにその性質を強めるようにしてあげるだけでいいんです。
子どもは今に生きています。先日も、息子に「その遊びは週末パパがいるときにしようね~」などと言ったら、
「今!今!今!」
と連呼されました。以前の私なら「わがままいって~(怒)」と思っていたかもしれませんが、今は「息子よ、今を生きてるね~」と逆にうれしく思うのです。
今を生きている息子の性質を損なわないように、今できる限りのことはさせてあげて、今どうしてもできないときは、その理由をしっかり説明してあげる、そんな風に育てています。
子どもをあるがままにさせると、身近にあるもので上手に遊ぶから面白い。
たとえば、湖に遊びに行ったときは、うどん屋さんになって注文をとって、虫網を使ってうどんを作って運んできてくれました。(もちろんエアーうどん笑)
お家では、スーパーのビニール袋に空気を入れて、ポンポン遊びに夢中になったり、
子どもはなんでも遊びに変えてしまう天才ですね。
我が家は、おもちゃを買うのは誕生日とクリスマスのみ。(それすらも、今のところ本人からの強い要望がないため絵本などささやかなものです。)
少ないおもちゃだと、あるもので工夫するという知恵も養われます。
現代の子供は「今を楽しむ」のが難しい
今を楽しむのがとても大事と書いてきましたが、現代の子供たちは、大人と同じくらい忙しい子どももいます。あるママタレントは、子どもに週5日習い事をさせているなどとテレビ番組で話していました。
習い事の他にも、現代の子供は、スマホなどネットに親しむ世代です。インターネットは上手に使わないと、今目の前の時間や今目の前の人に向き合う「今にいる」という時間をもたないまま過ごしてしまいます。
スマホによるコミュニケーション疲れなどもニュースにとりあげられるほど、現代の子供は、忙しいだけでなく人間関係にも疲れています。
今に気づく練習
だからこそ、「今に気づく」マインドフルネスのエクササイズが有効です。
子どものためのマインドフルネスの本は少ないのですが、
は、CD付きで簡単なマインドフルネスエクササイズが紹介されているのでおススメです。わたくしも4歳の息子と一緒に、カエルのようにお腹を膨らませたりへこませたりする呼吸瞑想を実践しています。
本にはありませんが、息子の大好きなキャンドルと香りを使ったアロマキャンドル瞑想も4日連続「やりたい~!」とせがまれるほど息子のお気に入り。
子どもとマインドフルネスを実践したいなどの声があがってますので、近いうちに子どものためのマインドフルネス体験会などを開催したいなと思っております。その際はこちらのブログに告知しますので、ご興味ある方はぜひご参加くださいませ。
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