「ダイエット」よりも「マインドフルイーティング」でリバウンドなし


飽食の時代だからでしょうか。一年を通して「ダイエット」特集が、雑誌やTVで組まれ、次から次へと新しいダイエット方法やダイエット食材が紹介されています。


にもかかわらず、ダイエット熱が下がらないのは、「万人が成功するダイエット法なんてない」ということ。


ダイエットが失敗する理由

ダイエットは、本来「食事」という意味があるのですが、日本ではほとんど、「健康・美容を目的とした食事制限」の意味に使われています。

そう、食事制限なんですよね。


食事制限、、、、、なんか嫌な響きじゃないですか。痩せるまで好きなものを我慢するというイメージで、食いしん坊の私なんかもう辛そうとしか思えません。


ダイエットは、「痩せるまでの一時的なもの」という考えがあるから、その期間だけならと、ある食材を大量に摂取したり、制限したりと無理をしてしまうのです。そのような一時的な食事改善は、理想の体重・体形になり、ダイエットを終えて元の食習慣に戻ったとたんにすぐにリバウンドしてしまいます。

「ダイエットする!」とか「ダイエット中!」といっている人は、大抵失敗するかリバウンドするのは、習慣を変えることなく一時的なダイエットをしているからです。

ダイエットはしない

ここらで、視点を変えてみませんか?

「痩せるためにダイエットをする」という考えは、いったん置いて、「食事を味わう」に集中してみてはいかがでしょう。


ダイエットする人の多くは、食べることが大好きです。(ちなみに、私も大好き、笑。)であれば、それを利用しましょう。


ゆっくりと時間をかけて、味わうように食事をする。


食事の内容とか、何時に食べるとか、どれくらいの量を食べるとか、そんなことは考えずに、今まで通りでいいのです。ポイントは、目の前の食事を味わい尽くすこと、それのみ。

食事を味わう方法(マインドフルイーティング)

食事を味わうってどういうこと?という方に、一つの方法として、マインドフルイーティングのやり方をご紹介します。

まず、一呼吸してから、目の前の食材を五感を使って観察します。食材を見て、さわって、香ります。

この食べ物がどこでどのように育てられ、どのような過程を経て、目の前までたどり着いたのかに想いを馳せます。

ゆっくりと口に運んで、舌で感じて、歯ごたえを味わって、味覚を感じていきます。

飲み込んだ際は、食道を通る感覚を味わい、さらに、胃に運ばれていく感覚もイメージしていきます。

一口一口丁寧に、目の前の食べ物に全ての意識を向けます。

マインドフルイーティング中は、テレビをつけず、お話もしません。そのため、セミナー等で一斉に行う場合を除き、一人での食事で実践するのが好ましいでしょう。

よく使われる食材は、レーズンですが、わざわざマインドフルイーティングの時間をとるというよりは、普段の食事をマインドフルにいただくだけで大丈夫です。私のセミナーでは、ランチも兼ねておにぎりで実践しています。

意識するポイント

3度の食事を、マインドフルイーティングで食べるというのは難しいので、普段の食事ではできるだけ、

テレビを見ながらやスマホをいじりながら食事をせずに五感で味わう。

を意識的に行ってみてください。

時に目を閉じて食べ物を堪能したり、ソムリエになった気分で食べ物の味を例えてみたりしても面白いです。

味わうのが難しいという方は、心の中で何を食べているか唱えるのも一案です。これは私のやり方ですが、たとえば、「ご飯を食べている。ご飯を食べている。‥‥‥トマトを食べている。‥‥鶏もも肉を食べている。‥‥」などのように、口の中のものと思考を一致させることで、食事に集中していきます。

食事を味わうマインドフルイーティングは、ダイエットとは異なり、期限はありません。

次の食事から実践したら、自然と食事のスピードが遅くなり、満足感も高まり、五感を楽しませてくれる健康的な食事が好きになり、結果的に痩せる習慣につながっていきます。

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