ベストセラー本服を買うなら、捨てなさい
ファッションとマインドフルネスの共通点
そのキーワードというのが、「今」。マインドフルネスでは、今ここにフォーカスします。昨日のことを悔やんだり、明日のことを思い悩んだり、週末の予定に思いを馳せたりするのではなく、今自分がいる場所、今自分が取り組んでいるものに意識を向けるのです。
そうすることでたくさんの「気づき」が得られます。
パソコン仕事をしている時ですら、今に集中すると、幸福感を得られるのです。実際、心が「今」にある状態が人の脳は最も幸せであるとの研究結果も出ています。
脳にとっての幸せの記事はこちら。
マインドフルネスにとって最も重要な要素の「今」ですが、ファッションにおいても同じことが言えるとのだと本書を読んで気づきました。
ファッションも「今着たい」が大事
ファッションのキーワードも、「今着たいかどうか」。
著者は、理想のワードローブについて、
キーワードは今週2回以上着たいもの。 今の行動範囲。今の生活様式。今の時代の気分。この3つに合っているのが自分が着ていても心地よく、人から見てもおしゃれに感じられる服です。また、買うべき服について、
最長でも、1週間以内に必ず着る服と述べています。1週間と聞いていかがですか。
短いと感じた方は、「今着る服」ではなく、「いつか着る服」を選んでいるのかもしれません。今にフォーカスをあてないと、結果的にタンスの肥やしを増やすことになるのです。
私も以前は、「（いつもジーンズばかりなので）こんな綺麗目なタイトスカートもあった方がいいよね～。」などと着る予定もないのに買ったことがありますが、ほとんど着ないまま1年、2年がすぎました。
結果、綺麗目な服を着るとしても、タイトスカートの気分ではなくなり、タンスの肥やしになった痛い経験があります。（そんな経験は他にもたくさん、笑）
今では買ったらすぐに使うか、使う予定の日程まで決まっているような場合しか、お買い物をしないようにしています。
ファッションも「今」にフォーカスすると、着たい服、買うべき服、買う必要がない服、手放しても良い服が自ずと見えてくるのです。
すべて「今」がキーワード
マインドフルネスで「今」にフォーカスしていると、今回のようにファッションなどの他分野の本を読んでも、共通点を見いだすことが多いです。「今」というのは分野を問わない重要なキーワードなんでしょうね。
情報も、物も、選択肢も多い現代だからこそ、「今」を判断基準にして、頭も、心も、身の回りもすっきりとした生活を心がけていきたいです。
服を買うなら、捨てなさい
