マインドフルだと成績も上がる




こんにちは。

マインドフルネス・ファシリテーターTomoです。


の続きです。

「今」ではなく、「過去」「未来」にとらわれている


私たちの頭の中は大抵今ここに意識が向いていません。


さっき送ったクレームへの返信メール、あの対応で大丈夫だったかな、、、。などと、過ぎ去った過去を悔やんだり、

午後のプレゼン大丈夫かしら、、、。などと、まだ来ぬ未来を案じたり。

そんなことで頭の中を一杯にしていたら、「今、目の前に起きていること」に霧ががかり不鮮明になってしまいます。

過去も未来も存在せず、あるのは現在という瞬間だけだ

『アンナ・カレーニナ』『戦争と平和』などを執筆した、ロシアの文豪:レフ・トルストイの言葉です。

この言葉の通り、私たちが常に存在しているのは、「現在という瞬間だけ」。にもかかわらず、なぜこれほどまでに過去や未来のことにとらわれているのだろうと不思議に思って過去を振り返ってみると、上手くいっているときは、例外なく、「今」「目の前」に集中している時だと気づきました。

「今」に集中できたら短時間でも成績が上がる


学生の頃は、勉強にかける時間が少ない割には、成績が良いほうでした。塾に毎日通っている生徒達よりも、夏期講習など休みの期間のみ通っている私のほうがずっと成績がよかったのです。決して、神童だったとか、IQが高かったとか、そんなことは全くなく、むしろ、言葉は遅く、いつもボーっとしていたため、抜けている子だと思われていました。

ただ、母から頭の良い祖父や父ついて、こんなお話を何度も聞いた覚えがあります。

「おじいちゃんやお父さんはね、貧乏で勉強する時間もなく働いていたから、学校の授業中だけそれはもう集中して勉強していたのよ。それでも、成績はすごく良かったの。だからね、塾に通わなくても学校の授業だけでも十分なのよ。」

どうやら母は塾に通わせずに、受験を乗り越えさせようという魂胆だったようです、笑。

私は子どもでしたが、「授業を集中して聞いたら、短時間の勉強で成績が良くなる」そんな風に思うようになり、授業中は集中してきいて、勉強すると決めた時間に最低限の勉強をして、中学3年の受験の時期だけ、母にお願いして夏期講習と冬期講習に通わせてもらいました。

そんな状況だったため、私にとって塾の授業はお金と時間を費やしている貴重な時間。先生の一言一言すべて漏らさないように聞いていましたし、わからないことはすぐに確認しました。一方、周りの生徒たちはというと、授業中ほとんどおしゃべりをして全く授業を聞いていなかったのです。それまで、どうして毎日塾に通っても成績が良くない子達が多いんだろうと不思議に思っていたのですが、塾の授業に参加した初日に、その理由が明白になりました。頭の良し悪しは関係なく、単に、塾の授業に集中していなかったからです。


勉強こそ「量より質」。マインドフルで質を上げる。

だらだらと長時間勉強することがなかったため、学ぶことは苦ではなくなり、逆に、集中して勉強すればするほどその分野を深く知ることができて楽しくなっていきました。短時間集中スタイルの良い点は、他のやりたいこと、たとえばテレビを見るとか、友達と遊ぶとか、そんな時間も十分にあることです。

子供の時や学生時代は、過去を悔やんだり、未来を心配したりすることが大人に比べると少ないため、今目の前に集中することが容易です。子供がなんでも吸収がはやいといわれるのは、脳が若いからという理由はもちろんあるのでしょうが、それだけでなく、「マインドフルに取り組んでいるから」ではないでしょうか。

マインドフルに取り組むことこそ、知識の習得に欠かせない要素です。


クリックしていただけると励みになります。感謝♡
他の方のマインドフルネスブログもご覧になれますよ。